ほのかな酸味とさわやかな甘さ
マルゲリット・マリーラは1874年にフランスで発見された西洋なしで、日本に伝わったのは1913（大正2）年。大きさは350〜500gほどで、収穫時の果皮の色は黄緑色です。
熟した果肉は、果汁がたっぷりでやわらかく、なめらかな食感です。
ほのかな酸味とさわやかな甘みのバランスが絶妙で、上品な味わいを堪能できます。
洋なしの中で、人気のある品種ラ・フランスは追熟（収穫後、一定期間置くことで、甘さを増したり果肉を柔らかくすること）しても、外見にあまり変化がないため食べ頃がわかりにくいという難点があります。しかし、
マルゲリット・マリーラは完熟すると果皮が黄みがかった色になるため食べ頃の目安になります。
果実が熟していない場合は、常温で追熟します。果皮の色が黄みがかった色に変化し、香りが強くなったら軸まわりを指で押してみましょう。柔らかくなっていたら食べ頃です（完熟）。冷蔵庫で2〜3時間ほど冷やすといっそうおいしく頂けます。
完熟すると日持ちしないので、2〜3日中に食べるようにしてください。保存する場合は、新聞紙で包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するといいでしょう。
