鮮やかな緑色で甘みが強い大根
うえだみどり大根は
長野県上田市で栽培されてきた大根です。戦前に開拓団として中国に渡った当地の出身者が持ち帰ったことがその起源であると伝えられています。
その後、品種改良されて地域の作物として根付いたものの長年自家用として栽培、消費されるにとどまり、これまで他の地域に広がることはありませんでした。
近年になり、生食はもちろんのこと
焼いても揚げても美味であり、そして
美しく鮮やかな緑色の果肉を持つ大根として上田地域以外でも注目されるようになりました。
甘みが強い大根で、生で食べるとシャキシャキとした食感が感じられ、大根おろしでは水っぽくなく鮮やかな緑色を保ちます。
かき揚げなど揚げて食べると大根とは思えないほどのほくほく感を堪能できます。また、みどり大根の漬け物は地域の冬の定番です。
保存する場合は、新聞紙などに包んで冷暗所で保管するといいでしょう。カットした大根はラップでしっかりと包んで冷蔵庫で保存してください。
