蜜が入りやすく歯ざわりの良いりんご
ぐんま名月は、あかぎとふじを交配して誕生した群馬県生まれのりんごで、1991(平成3)年に品種登録されました。生産地によっては、単に“名月”と呼ばれている場合もあります。
パリッとした食感が特徴で、
果汁も多くとてもジューシー。平均糖度は15度ほどで、コクのある甘さがあとをひきます。黄色いりんごとしては珍しく、
蜜の入りやすい品種です(入らない場合もあります)。
実の大きさは330〜450gほどで、果皮の地色は熟してくると黄緑色から黄色へと変化。日光がよく当たった場所は
ほんのりと赤色に染まります。
皮をむいて、くし形にカットして食べるのがオーソドックスですが、皮の部分にはポリフェノールなどが含まれているので、皮ごと食べることも意識しましょう。
そこそこ日持ちのよいりんごですが、
蜜が多く入っているものは、貯蔵性が落ちるので注意が必要です。保存する場合は、新聞紙で包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するといいでしょう。