口の中でプチプチと弾ける果肉は甘くて果汁もたっぷり
はるみは、清見とポンカンを交配して誕生した静岡県生まれのみかん(柑橘類)で、1999(平成11)年に品種登録されました。交配の組み合わせは不知火(デコポン)と同じで、言うなれば同じ親を持つ姉妹のような関係です。
甘くて果汁がたっぷりと含まれた果肉は、大粒で口の中でプチプチと弾ける食感です。糖度は13〜15度ほどあり、酸味が控えめなこともあり、濃厚な甘みと香りをぞんぶんに堪能できます。
外皮は薄くやわらかいので、かんたんに手でむくことができます。また、果肉の皮(じょうのう)もとても薄く種もほとんどないので、
そのまま食べることができます。
大きさは180〜200g前後で、まれに不知火(デコポン)のように、果実の上部に盛り上がった“デコ”があるものもあります。
日持ちがあまりよくない品種です。保存する場合は、直射日光を避け冷暗所に置きましょう。冷蔵庫に入れる場合は、乾燥しないように、ビニール袋に入れ野菜室で保存するといいでしょう。