すりおろすと箸でつかめるほどの粘り
長野県の中部、北アルプスと中央アルプスに挟まれたエリアに位置する山形村は、火山灰土壌を活かした
県内随一のながいもの生産地として知られています。
若い生産者である堀内皓平(ほりうち・こうへい)さんは、長くまっすぐなながいもを育てるために「掘り抜き」と呼ばれるうねをていねいに作っています。そして、できる限り水を控えて栽培することで、
箸でつかめるほどの粘りと、甘み、コクを併せ持つのが特徴です。
ながいもを生食する場合、すりおろしたり短冊に切ったりして食べますが、おろし金ですりおろしてから
すり鉢とすりこぎですると、さらになめらかでおいしくなります。
また、すりおろしたながいもをお好み焼きやたこ焼きの生地に入れると、旨味とフワトロ感が増します。輪切りにしてフライパンで焼く“ながいものステーキ”もオススメです。
保存する場合、切ったながいもは切り口から水分が失われて変色していくので、切り口にラップをしてから冷蔵庫に入れ早めに使いきります。切ってないながいもは、新聞紙に包んで風通しのよい場所や冷暗所で保管するといいでしょう。