果汁がたっぷりで濃厚な甘み
不知火(しらぬい)は、清見とポンカンをかけあわせて生まれたみかんです。酸味はそれほど強くなく、濃厚な甘みと果汁が多くみずみずしいのが特徴。苦みがないので老若男女に好まれる味です。
デコポンと見た目が似ていますが、品種としては同じで商標登録されているかいないかの違いになります。デコポンを名乗るには、糖度13度以上、クエン酸1.0以下をクリアして全国のJAから出荷しなければならないという決まりがあります。
不知火の見た目は厚い皮に包まれているように見えますが、
外皮は意外と薄く手でむくことができます。また、果肉の皮(じょうのう)もとても薄く種もないので、そのまま食べることができます。
果実の重さは200〜280gくらいで、重さがあるものほど果汁を多く含んでいます。まれに“デコ”の盛り上がりがないものもありますが、味は変わりません。
保存する場合は、直射日光を避け冷暗所に置きましょう。冷蔵庫に入れる場合は、乾燥しないように、ビニール袋に入れ野菜室で保存するといいでしょう。