黒みがかった紅色=深紅の色は完熟の証
秋映(あきばえ)は、千秋(せんしゅう)とつがるを交配して誕生した長野県生まれのりんごで、1993(平成5)年に品種登録されました。同じく長野県のオリジナル品種である、シナノスイート、シナノゴールドと共に
「りんご三兄弟」と呼ばれています(ちなみに秋映は長男です)。
しっかりとした歯ごたえのある果肉で、果汁もたっぷり。
甘みに対して酸味のバランスが絶妙で、香りも強く感じます。平均糖度は14〜15度ほど。
大きさは300g前後で果皮は濃い赤色です。熟して甘いものほど、黒みがかった紅色=深紅の色をしています。見た目とは異なる
さわやかな味を堪能してみてください。
皮をむいて、くし形にカットして食べるのがオーソドックスですが、皮の部分には
ポリフェノールなどが含まれているので、皮ごと食べることも意識しましょう。
ぼけ(※歯ごたえがなくなり味がぼやけること→生産地である長野県の方言)にくく、
日持ちのよいりんごです。保存する場合は、新聞紙で包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存するといいでしょう。